子どもの医学

虫歯菌を減らす8つの生活習慣!虫歯予防の基本は生活習慣がカギ!

最近、「赤ちゃんの歯をむし歯にしないためには、『感染の窓』が開くまでが勝負」と言われるのを知っていますか?

いったい「感染の窓」って何なのか、どんな生活習慣を身につけたらいいのか?

この記事では、「感染の窓」が開く前に身につけたい生活習慣についてお伝えしていきます。

むし歯の「感染の窓」って何?

むし歯の「感染の窓」とは、むし歯菌が歯に定着しやすくなる状態のこと。

赤ちゃんの歯の「感染の窓」が開くのが、1歳7ヵ月~2歳7ヵ月ごろ。

これは、奥歯が生え始める時期から乳歯が生えそろう時期のことを指します。

むし歯菌が早く感染・定着するほど、むし歯ができやすく悪化しやすい傾向が。

そこで「感染の窓」が開く前に、虫歯予防のための生活習慣を身につけておくことが、最強のむし歯予防策となるのです。

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むし歯菌を増やさないためには生活習慣を整えること

むし歯菌の感染を心配するより、生活習慣からの予防の方が効果があります。

むし歯菌は多くの場合、ママやパパなどからの家族感染。むし歯がある人が、食べ物を噛み砕いてあげたり、同じスプーンで食べさせたりすると唾液を介してうつります。

ただ、感染を気にしすぎると親子のコミュニケーションに影響を及ぼす心配が。また、むし歯菌が感染しても、増殖させなければむし歯を発症せずにすむため、結局は、正しい生活習慣を身につける方が、一生むし歯のない状態を保つ効果が高まります。

それでは、ここからは「正しい生活習慣」についてお伝えします。

生活習慣①|赤ちゃん用食器でむし歯菌の家族感染をブロック

ママやパパに虫歯があると、唾液を介して赤ちゃんにむし歯菌がうつりやすくなります。

これを家族感染といいます。

でも、ひどいむし歯が無ければ「熱い料理をフーフーして冷ます」「軽くキスする」程度ではほとんどうつりません。

神経質になりすぎると、赤ちゃんのお世話が大変になるばかり。大人用と赤ちゃん用の食器を使い分ける程度にして、基本は、うつっても心配はなく、増やさなければ大丈夫と考えましょう。

生活習慣②|食事とおやつの時間を決めて、食間を2時間は空ける

もともと口の中は中性の状態でむし歯になりにくいのですが、飲食によって、口の中が酸性に傾き、むし歯菌になりやすい環境になります。

それを中性に戻してくれるのが、唾液です。

でも、ダラダラ食べをして、口の中に食べ物がある時間が長くなると、唾液の働きが間に合わず、酸性の状態が続き、むし歯になりやすくなります。

だから、食事と食事の時間は2時間は空けるようにして。

生活習慣③|おやつは、むし歯になりにくいものを

むし歯菌は糖分をえさにします。そのため、炭水化物も要注意ですが、栄養的に必要なものなので、歯に残さないように気をつけましょう。

最も心配なのは、歯につきやすく、口の中に長く残る糖分。

嗜好のためのお菓子を与える年齢になったら、キシリトールなどのむし歯になりにくい甘味料を使った製品は、おすすめです。

生活習慣④|水分補給は甘い飲み物ではなく、湯冷ましや麦茶を

遊んだあとやお風呂のあとなどの水分補給に、日常的に甘い飲み物や赤ちゃん用イオン飲料を与えるのはNGです。

甘い飲み物に含まれる糖分はむし歯菌のえさになってしまうからで、イオン飲料にも糖分が含まれているので注意が必要です。

飲ませるなら、湯冷ましや麦茶にしましょう。

生活習慣⑤|湯冷ましで流して食べかすを残さない

むし歯予防のためには、食後に歯磨きをするのが一番。1日1回、もしくは嫌がらなければ毎食後、ママが歯を磨いてあげるといいですが、歯ブラシに慣れていない1歳前後の赤ちゃんは、食後に湯冷ましを飲ませて、口の中に残った食べかすを洗い流す習慣をつけるだけでも効果あり。

生活習慣⑥|哺乳びんなどでのダラダラ飲みを卒業しよう

哺乳びん・マグで飲む=むし歯になる、というわけではありません。でも、ジュースなど、糖分を含む飲み物を哺乳びんやマグで、ダラダラ飲ませるとむし歯になりやすくなります。

そこで離乳食が3回食になったら、そろそろコップ飲みの練習を。最初はママが手を添えて飲ませてあげましょう。

生活習慣⑦|1日1回、夜寝る前に、しっかりと仕上げ磨きを

赤ちゃんに歯ブラシを持たせて磨かせても、隅々までは磨けません。1日1回、夕食後か、なるべく寝る前に、大人がしっかり仕上げ磨きを。

磨く時は、赤ちゃんの口の中が見回せるように、きちんと口の中をママが磨きながら磨いてあげましょう。

慣れないうちは、泣いて抵抗する赤ちゃんもいますが、ひるまずに行えば慣れてきます。

うまくできない時は、小児歯科でレクチャーを受けましょう。

生活習慣⑧|定期検診を受け、ママ・パパのむし歯治療・予防も万全に

赤ちゃんをむし歯にさせないためには、家族全員のむし歯予防が大事。

だから、赤ちゃんを小児歯科に連れていくタイミングでママやパパもむし歯チェックや歯間クリーニングをする習慣をつけて。

そして、赤ちゃんの正しい歯磨きのしかた(歯ブラシを歯に当てる力加減、磨く順番など)を歯科衛生士さんに教えてもらいましょう。

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まとめ|口の中の菌はバランスが大事

赤ちゃんの歯をむし歯にしないために身につけたい生活習慣についてお伝えしました。

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、むし歯菌は存在しません。でも「常在菌」と呼ばれるさまざまな種類の菌が存在しています。

常在菌の数が多ければ、むし歯菌の増殖が抑えられ、虫歯になりにくいのですが、常在菌の数に対してむし歯菌の数が多くなると、むし歯菌が赤ちゃんの口の中で数を増やすには、定着する場所とえさが必要。それが、乳歯と糖分。

中でも菌がとどまりやすいのは、形が複雑な奥歯です。

しかし、たとえむし歯菌に感染しても常在菌の数が勝っていれば大丈夫です。

むし歯菌を増やすことなく、生活習慣を見直して、赤ちゃんの虫歯予防につとめましょう(^O^)

ABOUT ME
綾瀬浩二
妻と5歳と4か月の子どもが大好きな自称イクメン(笑)子育てと家族旅行が好きで、日々新天地を開拓中!